CK式とは

離乳食や子どもの食事について、CK式の考え方と、一般的な考え方に違いがあるということを認知してもらう。それを念頭に入れてホームページをみてもらえるように説明する。

ホームページの見方

このホームページには保育所で過ごす子どもたちの発達に合わせた食事の作り方をCK式で紹介しています。一般的な子どもの食事の作り方を紹介しているホームページや書籍とは多少アプローチが違う点があると思います。閲覧の際には以下の点をご理解ください。

CK式とは(Codomo no syokuji Kenkyujo式)

子どもの食事研究所で提唱している食事作りの考え方です。
子どもの様子を観察し、その子の発達に合った食事を作ることを第一として考えています。
目安としての月齢は表記しません
子ども一人ひとりの発達は早い遅いの個人差があります。その発達を月齢などでひとくくりにすることはできません。そのため、CK式では目安となる月齢は提示しておりません。ただし食事摂取基準での分類で保育所では献立を作成しているため3歳未満児、3歳以上児という表記は使用しています。子どもの様子をよく観察して、発達を見極めることに重きを置いてほしいと考えているためです。子どもの発達の様子について、項目ごとに『子どもの姿』を示しています。これを参考にして、今、目の前にいる子どもがどんなことができるのか、観察し、見極めましょう。
○○期というような表記はせずに『ステップ』としています
CK式で子どもの発達を観点とし食事内容を考えていきます。しっかりとこどもの姿をとらえていきたいと考えているため、○○期という表記はしていません。発達は一歩一歩階段をのぼって行くように、段階を経ていくものであることから、『ステップ』としています。発達は一人ひとり早い遅いの個人差はあっても、飛び越えていくことはありません。一つずつステップを着実に進めていけるよう、子どもの姿をよく観察し、食事作りをしていきましょう。
摂食機能の発達のうち、口舌、手指、社会性の3点に注目して分類しています
赤ちゃんは食事をすることで、食習慣を自らが学んでいきます。心身の機能の発達は絡み合ってすすみますが、摂食機能として特徴的に習得する部位である口舌・手指・社会性の発達に注目して、以下の3つに分類しました。
口舌の発達で食べることを学ぶ離乳食
手指の発達で「自分で食べる」ようになる3歳未満児食
社会性の発達で「食習慣の基礎を作る3歳以上児食
この3つの分類の中にもステップを設けています。そのステップごとに、子どもの姿、食事内容、たすけ方を提起しています。この分類はその時期に最も注目すべき点で分類しています。それぞれの機能がその時期にしか発達しないということではなく、常に同時進行で日々発達しています。子どもの姿をよく見て、今のステップを見極め、次のステップにすすめられるようたすけていきましょう。
ワンディッシュ+スプーンでの食事提供を推奨しています
子どもの発達を促すことや、集中して食事をするためには、深さがあって仕切りがない皿と、スプーンで食事する『ワンディッシュ+スプーン』の食事提供が適していると考えています。そのため、ここでのレシピもワンディッシュ+スプーンでの提供を前提として紹介し、盛りつけ例で提示しているものが多くあります。
ただし、子どもの発達に合わせて、茶碗や汁椀、箸なども扱えるようになってきた頃には、食器や配膳方法を変えていきます。