子どもにとって美味しい食事とは

子どもが美味しいと思う食事とは、子どもの食べる機能に合った調理がなされていることが重要です。そのためには子どもの姿を観察して発達のどの段階なのかを知ることが重要です。

子どもが美味しいと思う食事とは何かを理解できるようにする。

「美味しいってどういうことでしょう?
好きな味付け、素敵な盛り付け、大好きな人と一緒に食べたもの・・・。
美味しいと感じる要素です。
でも、乳幼児期の子どもの「おいしい」にはもう一つ大きな要素があります。

子どもの成長・発達にあった食事を
子どもの成長・発達は一人ひとり違います。成長・発達に合った調理形態で食事を作り、食事環境を整える事は子どもにとって本当においしい食事作りに欠かせない大切な要素です。それが一生を明るく元気に過ごすことの出来る身体をつくり、食習慣を身につけることにつながります。

月齢での分類は目安でしかありません
月齢で食事の調理形態を決める前に、子どもの様子をよく見てみましょう。
現在では保育所保育指針(厚労省:2008年)や、授乳・離乳の支援ガイド(厚労省:2007年)でも、子どもの個々に合わせるということが重要視されていますが、目安として月齢などの分類がされています。実際に個々の子どもの発達に合わせた食事をつくるには、その分類にとらわれすぎないことが大切です。
当研究所では開設当初(1992年)から子どもの発達段階を観察して子どもの発達に見合ったCK式の食事づくりを研究・提唱してきました。子どもをよく観察し、どの発達段階にあるかを見極め、その姿に合わせた食事づくりを実践していきましょう。